<Bienvenue a Tokyo!> 第12弾
東京へようこそ!

2008年7月、来日中の“音楽家専門運動療法士(kinesitherapeute pour les musiciens)”マルク・パピヨン(Marc Papillon)さんにお目に掛かり、インタビューさせていただきました。
パピヨンさんは、ピアニスト、ミッシェル・ベロフ(Michel Beroff)さんが手のトラブルの際に指導を受けた研究所にお勤めの運動療法士です。
“音楽家の為の運動療法(la kinesitherapie pour les musiciens)”は、日本ではあまり知られておりませんが、フランスでは演奏家に親しまれており、深刻なトラブルが無くても指導を受けに行く場となっているそうです。楽器演奏者の為の講習会にも、この“音楽家の為の運動療法(la kinesitherapie pour les musiciens)”の講座が入っています。
私自身、7月にパピヨンさんの指導を体験し、その指導は素晴らしいものであることを実感致しました。

 2009年1月には、カナダでワークショップが開かれます。別項の<ワークショップ情報(2009年1月)>をご覧下さい。


野瀬百合子(以下Y): 今日はインタビューの為に時間を取って下さって、ありがとうございます。パピヨンさんは、初めて日本においでとうかがっていますが、日本料理はお好きですか?
マルク・パピヨン(以下M): ええ、大好きです。インド料理も好きなのですが。
Y: 日本文化のどういった部分にご興味を持たれていますか?
M: マッサージ、料理、そして、伝統に対するパラドックスのような若者達の生き方です。
Y: そうですか。次にホテルに関する質問をさせてください。私は、ホテル関係の雑誌にコラムを連載していたことがあるもので、フランス人の方々のホテルに関する考え方に、大変興味がありますので。
M: 私は、ホテルの快適な浴槽に浸かるのが大好きなんです。自分の好みに合わせて熱いお湯にしたり、ぬるいお湯にしたりしています。
Y: パピヨンさんは、年に何日位、ホテルに宿泊されますか?
M: 50日位です。
Y: ホテルに、どのような要素をお望みですか? 静かさ、心地よさ等の要素があると思いますが。
M: そうですね。静かなこと、快適なこと、そして、24時間のルームサービスが可能なことです。
Y: パピヨンさんにとって、良いホテルとはどんなホテルでしょうか?
M: スパ施設が併設されたホテルです。
Y: なるほど。ところで、日本のホテルの特徴は何でしょうか?
M: お客への対応の良さと、伝統的な寝具。そして、いろいろな装備のあるトイレ、これは、ヨーロッパにはありませんね!
Y: 私の友人のヴァイオリニストも、同じようなことを言っていました。ところで、ご家族についてお訊きしてもよろしいですか?
M: 妻のヴェロニック(Veronique)は、パリ・オペラ座のヴァイオリニストです。私と一緒に“音楽家の為の運動療法(la kinesitherapie pour les musiciens)”の指導もしています。
Y: 夏休みは、どんな風に過ごされるのでしょうか?
M: フランス以外の場所に旅行をします。そこで、音楽家達と会うのも楽しみの内です。
Y: そうですか。次に日本にいらっしゃるご予定は?
M: 2009年に日本に来られると良いと思っています。私の生活は多くの出会いに恵まれているんです。私を招いてくれる音楽家達のお陰で、新しい世界を発見しています。次の行き先は、ロシア、そして、カナダです。
カナダでは、来年1月に講習会をします。興味のおありの方は、是非おいで下さい。
Y: 今日は、本当にありがとうございました。近いうちにお目に掛かれることを祈っております。

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